共有状態でできること

共有物になった時にできる行為

こんにちは。

今日は、相続で自宅の不動産が共有状態になってしまい、遺産分割協議がまとまるまでに、できることについて考えてみます。

勝手に、修繕できるの?勝手に貸せるのか?などです。

共有物にできる行為は次の3つ

①変更を加える

この行為は、民法251条に定められているものです。

変更を加える行為とは、共有物の売却、民602条の範囲を超える賃貸借契約を締結する、住宅を事務所にするというようなことをいいます。

※民602条

  • 樹木の栽植又は伐採を目的とする山林の賃貸借10年
  • 上記の目的以外の場合の土地の賃貸借5年
  • 建物の賃貸借3年
  • 動産の賃貸借6ヶ月

この行為をするには、他の共有者の同意が必要です。持分権者全員の同意が必要になります。

②管理行為

この行為は、民法252条に定められているものです。

管理行為とは、共有状態の建物の模様替え(仕様変更はあるけど性能を回復させる)、民602条の範囲内での賃貸借契約の締結、解除等が該当します。

この行為をするには、持分権者の過半数の同意が必要になります。

③保存行為

この行為は、建物の維持のために必要な修繕をしたりすることをいいます。

例えば、外壁が壊れたので同じもので同じように補修するなどです。

この行為をする場合は、各持分権者が単独でできます。

管理費用

共有物を維持管理していくには、色々な経費が発生します。

これらの、経費は後々の遺産分割協議で負担割合を決めることも可能です。

では、管理費用にはどのようなものが含まれるでしょうか?

  •  土地建物の固定資産税
  • 借地料
  • 電気料金
  • 水道料金
  • 火災保険料
  • 修繕費

維持をしていく上で最低限必要な経費ですね。

最後に

このように共有状態になると、それぞれができることが限られてくることになります。

意思決定の統一ができないと、土地、建物の有効活用についても無駄に時間を過ごすことになってしまいます。

事前の相続対策はやはりやっておいた方が無難ですよね。