サービス付高齢者住宅の契約

サ高住の契約

こんにちは。

今日は、サービス付高齢者住宅である、いわゆる「サ高住」についてご紹介したいと思います。

契約の種類

このサ高住の契約の特徴は、建物の賃貸借契約に「状況把握、生活相談サービス契約」が付随することとなるのが大きな特徴です。

この建物賃貸借契約の種類は以下のものとなります。

①普通建物賃貸借契約

これは、一般的な建物の賃貸借契約と変わりはありません。

行政としては、2年間以上の契約期間を推奨しています。

このように契約期間を設定することとなりますが、通常の賃貸借契約と同様に、貸主からの契約解除は認められにくく、一般的には更新されることとなります。

更新に際しては更新料は発生しないこととなっています。

②期限付死亡時終了建物賃貸借契約

この契約は、定期建物賃貸借契約と終身建物賃貸借契約が合わさったものとなっています。

終身建物賃貸借契約の終了が到来した時か、定期建物賃貸借契約のどちらかの期限が早く来た方で契約終了となります。

万が一、定期建物賃貸借契約の期限が到来した際のことを考えないといけない契約となっていますので「サ高住」の契約には不向きなのかもしれません。

③終身建物賃貸借契約

この契約は、契約者が死亡した際に契約が終了することとなっています。

よって、「サ高住」のメリットを生かし高齢者が長く居住したいという希望を前提に考えるならばこの終身建物賃貸借契約がいいのではないかと思います。

④利用権方式

賃借権ではなく利用権での契約となっています。

借地借家法の適用はありませんが、トラブルの防止のため契約期間の設定はしておいたほうがいいと思います。終身での契約も可能となっています。

入居者の条件

この「サ高住」に住みたいと思ってみた時に、どのような人が居できるのか?入居者の条件です。

<入居者>

60歳以上、又は要介護、要支援を受けている60歳未満の方

<同居者>

配偶者(内縁関係も含む)、60歳以上の配偶者を除く親族、要介護や要支援を受けている60歳未満の親族の他、病気等の特別の理由により入居者と同居させる必要があると都道府県知事が認める方

相続時の扱い

契約中において、入居者が死亡した場合のことについてです。

①普通建物賃貸借契約

通常の建物賃貸借契約の場合と同様に、法定相続人に賃借人の地位が相続されることとなりますので、当然には契約は終了することはありません。

もし、内縁の妻が同居している場合も強制的に退去させることはできません。

②期限付死亡時終了建物賃貸借契約

同居人である配偶者が、住み続けたいということを申し出た場合は所定の手続きをして、契約期間満了まで住む権利があります。

③終身建物賃貸借契約

同居人が住み続けるという意思表示をした場合は、同居の配偶者と終身建物賃貸借契約を結ぶ必要があります。